ハーネスの用途

ワイヤーハーネスの用途や便利さについて

ワイヤーハーネスとは、別名ケーブルハーネスとも呼ばれ、電源供給や信号通信のために使用される複数のケーブルを束にし、集合部品としたものを指します。
自動車のケーブルや、複雑な配線が張り巡らされている機械類によく使用されているやり方です。

ワイヤーハーネスは複数のケーブルをチューブや結束帯、または粘着テープなどでまとめ、ケーブルの端に多芯コネクターが取り付けられているところが特徴です。
また、ケーブルの各部に、組み込まれる機械内部に固定できるフックが取り付けられる場合もあります。
ケーブル類をまとめる利点としては、機械の組み立て作業を簡略化でき、ケーブルの束が占める空間を固定でき、振動による擦れ合いからくる劣化を極力抑えられるところにあります。

また、個人が組み立てや修理などを行う際にも1本1本ケーブルを探し当てずに済むという便利さもあります。
ワイヤーハーネスの用途はさまざまで、一般的な機械類や自動車などで使用されています。
現代の自動車は多種多様の電子機器によって、走る曲がるなどの基本性能から、衝突時などの安全性に関するものまで制御されています。

これらの機能はいずれもバッテリーから供給される電力と各ケーブルの信号によって稼働する仕組みになっています。
自動車に採用されるものだけでも、軽量化に特化したアルミ方式、大容量の情報伝達に役立つ光方式、そしてどのような状態でもスライドドアが作動するよう設計されているスライドドア方式などがあります。
1つの自動車に求められる様々な用途に対応するため、そのケーブル類は膨大な量となります。
その多くがひとつにまとめられ、そして端部に多芯コネクターが付けられています。

自動車はただ走るだけでも細かな振動があり、さらに悪路となればその振動は人間でも不快に感じるほどのものとなってきます。
そういった大小の振動に対して、本来ケーブル類は弱く断線しやすいものでした。
一方でワイヤーハーネスを用いることで、振動による負荷を極力減らすことができ、自動車の耐久性向上に役立っています。

また、自動車を製造する過程は流れ作業が主となりますが、そのときにもケーブル類が各々まとめられていると便利です。
組み立てを担当する作業員の負担を減らすことになり、そのため流れ作業をストップさせることなく続けやすい環境に寄与しています。
大量生産が当たり前の自動車産業にとって、便利な方式といえるでしょう。

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