ハーネスの用途

自動車のハーネスの種類と用途

ハーネスとは、もともとは馬の手綱という意味で、そこから転じて自動車の制御用ケーブルという意味も表わすようになりました。
簡単にいうと、様々な情報伝達の目的のために自動車の隅々にまで張り巡らされた線で、人間にたとえると神経系のような役割・用途を果たしています。

今の自動車は、決していわゆる「機械」の部分だけで動いているわけではありません。
エンジン、トランスミッション、タイヤと、アクセル、ブレーキ、ハンドルだけで動いているわけではないのです。今では、自動車のかなりの部分がエレクトロニクス化されています。
単なる機械というよりはネットワークで組み合わされたコンピュータと呼ぶほうが近いもので、そのネットワークに相当するものという言い方もできます。

具体的なハーネスの種類としては、例えば電気系統を動かすものがあります。
運転席でスイッチを押すだけで、ヘッドライトが点灯したり、ワイパーが作動したりします。
当たり前ですがスイッチと各機器がケーブルできちんと繋がっているからです。
これは分かりやすい例です。

一方、縁の下の力持ちというか、普段ドライバー自身が直接動かすわけではないものも数多く存在しています。
例えば、エンジンやブレーキの状態をモニタリングするためのセンサーや、それらをコントロールするためのケーブルなどです。
今では多くの自動車にABSが搭載されています。
ABSを作動させるためには、自動車がいま出しているスピードが分からなければ話になりません。
このため、タイヤの回転数をモニタリングするためのセンサーが取り付けられており、そのデータに応じてブレーキの効きを制御することで始めてABSとして成立するわけです。
これらも全てハーネスです。

その他に、広い意味では、車内で音楽を聞くために、CDなどの機器とスピーカーとを繋いでいるケーブルも、ラジオを聞くためのアンテナ線もハーネスです。
これらは自動車にとって本質的に必要とされるものではないかもしれませんが、自動車内での情報伝達の目的があることに違いはありません。
さて、このような多種類の用途を持つハーネスですが、最後にちょっと違った視点から眺めてみましょう。

材質です。ケーブルというとビニールで巻かれた銅線を思い浮かべるかもしれません。
もちろんそのようなケーブルも多く使われていますが、最近では光ケーブルも増えてきています。
情報として電気信号を伝えるだけではなく、まさにコンピュータのように光信号をやり取りする場面も増えてきているのです。

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